次のPC-3000ソフトウェア更新プログラムの日本語版、英語版がリリースされました。
- PC-3000 Express / PC-3000 UDMA / PC-3000 Portable Ver.5.9.21
- PC-3000 SAS Ver.5.9.21
- PC-3000 SSD Ver.2.0.1
- Data Extractor Ver.5.2.26
- Data Extractor RAID Edition Ver.5.2.26
主な変更
Seagate F3
- P List、TA List、Servo Flaws List向けの欠陥リストデエディタを追加しました。
- Data Extractor向けのユーティリティアクション:
- RAMヘッドマップの修正(MaxHead、アクティブな物理/論理マップの設定が可能になりました)
- ローダーの使用(Update Microcode)(RAMにDiagおよびTechのオーバーレイをアップロードできるようになりました)
- システムファイルの読み取りエラーを診断するために、最後の32 RWコマンドのリストをスキャンできるようになりました。
- レディネス状態でなくても、端子経由でモジュールテーブルおよびシステムファイルリストを読み取れるようになりました。
WD Marvel
- Self-Encrypting Drives向けに自動データ復号化のサポートを追加しました。
- PSTログからP-Listがリカバリできるようになりました。
- RAMにSA領域編集を追加しました-Malibu、Makalu 2.5ファミリィのサポート
Toshiba
- SATA HDDではSATA経由でサービスエリアと動作できるようになりました。
- トランスレーションの初期化エラーを伴うHDD向けのテクノモードの読み取り機能を追加しました。
- 02TSKB (3,5″)ファミリィのサポートを追加しました。
Samsung
- “Apple”ファームウェアを備えたTrinityアーキテクチャドライブにテクノキーを追加しました。
Data Extractor
- 「物理セクタごとの論理セクタ」パラメータが1つ以上のHDDの「物理」セクタとの動作が可能になりました。
- ヘッドマップまたは凡例を使って”スナップショット”が作成できるようになりました。
- “Object Map”モードのマップ向けに新たな操作を追加しました(統合、交差、非交差、切り取り、反転、圧縮)。
- これまで復号化せずに読み取ったセクタの復号化が可能になりました。
RAID Edition
- mdadm0.9、mdadm1.x、LDM、Promise Fastrack、およびVMFSの複数の拡張部のメタデータに基づく自動検出機能を追加しました。
- 仮想RAIDのセクタの状態を予測するためのマップと凡例を追加しました。
- Reed-Solomonシーケンスのブロックインデックスを指定・編集する機能を追加しました。
- 2つのReed-Solomonブロックを有する2つのドライブをリカバリできるようになりました。
PC-3000 SAS
HGST SAS
- HUC1090xxCSxxファミリィのサポートを追加しました。
- モジュールテーブルをロードできるようになりました。
Seagate SAS
- 次の機能を追加しました:システムファイルの読み取り/書き込み、Non Resident G-Listの編集/クリア、P-listの編集、Non Resident Primary DST Listの編集
- Flash ROMデータで作業する際にパスポートデータが編集できるようになりました。
PC3000 SSD
- Corsair SSD Neutron Series Utilityを追加しました。
- OCZ Barefoot 3 Utilityを追加しました。
変更の詳細なリスト
PC-3000 Kernel
- COMポートパラメータ向けに”if required”オプションを追加しました。
PC-3000 Tools
- “HDDリソースとの動作および編集(Work and edit HDD resources)”モードおよび”セクタの編集(Sector edit)”モードで、読み取りプロセスが終了するまで”閉じる(Close)”ボタンをブロックできるようになりました。
WD Marvel
- データ復号化を「実行中」のSelf-Encrypting Device HDDのサポートを追加しました。
- Tresselsをはじめとする最新のファミリィのヘッドマップ作成を改善しました。
- 29、130モジュールのプラグイン、およびセクタサイズと異なるシフトのヘッダー検索機能を追加しました。
- “RAMにDIRをアップロード(Upload Dir Into RAM)”を改善したことで、ファイルからのロードが可能となり、DIR読み込み後にLDRが使用できるようになりました。
- “欠陥リストのレポート(Defect Lists Report)”を改善しました。
- RAMにSA領域の編集モードを追加しました。
- Malibu、Makalu 2.5ファミリィのサポートを追加しました
- EuropaおよびEspritファミリィのヘッドマップ編集のサポートを追加しました。
- OrionおよびAquariusファミリィのモジュールコントロールのサムチェックを改善しました。
- ヘッドが10個備わったドライブのRAMヘッドマップのサポートを追加しました。
- ROMダンプ動作にプラグインを追加したことにより(WD Marvel ROMマップ)、ROMモジュールの拡張/追加が可能になりました。
- Edit HDD IDメニューに次の機能を追加しました。
- ROMでシリアル番号を編集する。
- 作成日およびDCMの編集
- ファームウェアバージョンの編集
- WWNの編集
- 編集を有効/無効にするユーザーパスワード
- セキュリティレベルの変更
- 編集を有効/無効にするマスターパスワード
- マスターパスワードのリビジョンコードの編集
- Self-Encryptingドライブオプションの有効化/無効化
- 次のフィールドが編集できるようになりました。
- 起動後のスピンアップ/スピンダウン
- ルックアヘッドの無効化
- 書き込みキャッシュの有効化
- スタンバイモードでの起動のサポート
- すべてのUDMAのサポートの無効化
- UDMA 66以上のサポートの無効化
- UDMA 100以上のサポートの無効化
- UDMA 133のサポートの無効化
- 自動アコースティック管理のサポート
- 自動アコースティック管理のサポートの無効化
- 自動アコースティック管理の有効化
- セキュリティモードのサポートの無効化
- ホスト保護領域の無効化
- 再配置の有効化
- RAMにHDD IDの編集(Edit HDD ID)機能を追加しました。
- 次のドライブコマンドを追加しました。
- テクノON/OFF
- ファームウェアの再起動
- ウォームリセット
- スピンダウンおよびリセット
- スピンアップ
- スピンダウン
- PSTログからP-Listをリカバリし、ファイルから”RAMでDIRをアップロード(Upload Dir in RAM)”できるようになりました。
WD Marvel USB/COM
- COMポート経由での現在のプロセスの応答の割り込み(取り消し)
- 読み取り/書き込みプロセスの応答の割りこみ
- COMポート経由でのユーティリティ起動時のオプションのデータ保存
WD Caviar、WD Caviar Cyl32、WD Caviar Cyl32 SATA、WD Marvel(非ROYL HDD)
- モジュール読み取り時のコントロールサムおよびヘッダチェック
Seagate F3
主な変更と新たな機能:
- トランスレータの手動リカバリのために、CHS変換のLBSを改善しました。次のモードが使用できるようになりました。
- ホストUSER LBA -> CHS(新規、メディアキャッシュ値および物理LBAアライメント要素および物理セクタサイズに基づく)
- ネイティブUSER LBA -> CHS(旧式、従来のLBA変換)
- ネイティブシステムLBA -> CHS(旧式、従来のLBA変換)
- P-list、TA-list、およびServo Flawsリストの欠陥を追加・編集する機能
- DataExtractor向けのユーティリティアクション:
- RAMヘッドマップの修正(MaxHead、アクティブな物理/論理マップの設定が可能になりました)
- ローダーの使用(Update Microcode)(RAMにDiagおよびTechのオーバーレイをアップロードできるようになりました)
- DICの制止(Data Integrity Check)(書き込み時の電源のオン/オフを制止し、不良セクタを有するドライブの読み取り速度を上げました)
- システムファイルの読み取りエラーを診断するために、最後の32 RWコマンドのリストをスキャンできるようになりました。
- Momentus Thinドライブのパスワードのクリア機能を改善しました(Julius1 / Yarra / Sapta)。
- モジュールテーブルに基づくシステムファイルの説明
- 容量が1 MBのROMダンプと動作する機能
- ビジー状態のドライブに関して、ユーティリティの起動時に次のアクションが利用できるようになりました。
- COMポートの再接続
- HDD電源
- ソフトリセットの提供
- ハードリセットの提供
- HDD IDの再読み取り
- Boot Codeモード初期化信号の提供
- コマンドモード初期化信号の提供
Seagate
- Safe Mode初期化手順の完全な最適化
Hitachi-IBM-ARM
- RDMT (G-list)の欠陥リストとの動作手順を改善しました。
Fujitsu
- PATA/SATAコマンドセットを判定するアルゴリズムを改善しました。
Samsung
主な変更の新たな機能:
- Trinityアーキテクチャを有するドライブのHDD ID修正の手順を改善しました。
- ゾーントランスレーションテーブルのレポートをチェックできるようになりました(Work with Service area -> Zone Translation Table -> Report button)。
- 物理書き込みを実行するためのヘッドを選択する機能を新たに追加しました(Utility status -> Physical read -> Read only selected heads)。
- “RAMでヘッドマップを編集(Edit head map in RAM)”テストを改善したことで、編集前にサービスエリアからRAMに9D PARAM_DMモジュールをロードできるようになりました。
- “Apple”ファームウェアを備えたTrinityアーキテクチャドライブにテクノキーを追加しました。
Toshiba
主な変更の新たな機能:
- 29GSG、46GSX、52GSX、55GSXF、55GSXN、55GSX、56GSY、59GSMP、59GSM、59GSXP、59GSX、61GSY、63GSX、64GSY、65GSXN、65GSX、75GSX、76GSXファミリィがSATA経由でデータにアクセスできるようになりました。端子経由でもデータにアクセスできるようになりました。”ユーティリティステータス(Utility Status)”では異なる種類のテクノモードの切り替えが可能になりました。
- 02TSKB (3,5″)ファミリィのサポートを追加しました。
- アクティブユーティリティモードで”PBA経由の読み取り(reading via PBA)”オプションを使用することで、ファイルからP-listの読み込みができるようになりました。
- CP方向モード向けのCP-DDプラグイン
- Techno-ONモードでのトランスレーション初期化エラー時の読み取り
- SMARTクリアを改善しました。
- LBA向けのG-ListよりもP-Listで1073741823以上の欠陥を非表示にできるようになりました。
PC-3000 SAS
Hitachi (HGST)
- HUC1090xxCSxxファミリィのサポートを追加しました。
- CP 82からモジュールテーブルをロードできるようになりました。
Seagate
- Cheetah 15K.7、Cheetah NS.2、Barracuda ES.2、Savvio 10K.3、Savvio 10K.4、Savvio 15K.2、Constellation、Constellation ES、Constellation ES.2ファミリィ向けに次の機能を追加しました。
- システムファイルの読み取り/書き込み
- Non Resident G-Listの編集およびクリア
- P-listの編集
- Non Resident Primary DSTリストの編集
- Cheetah 15K.6、Cheetah 15K.7、Cheetah NS.2、Barracuda ES.2、Savvio 10K.3、Savvio 10K.4、Savvio 15K.2、Constellation、Constellation ESファミリィ向けに次の機能を追加しました。
- Flash ROMデータで動作する際のパスポートデータの編集(Tools->Utility extensions->Work with Flash ROM image)
- Savvio 10K.5、Savvio 15K.3、Constellation.2、Constellation ES.2ファミリィ向けに次の機能を追加しました。
- Flash ROMデータで動作する際のパスポートデータとヘッドマップの編集
PC-3000 RAID Edition
主な変更と新たな機能:
- RAID 5、RAID 5EE、およびRAID 6レベルの”Row Shift”パラメータを追加したことで、一定数の列でテーブルを移動することができるようになりました。
- 仮想RAIDのセクタの状態を予測するためのマップと凡例を追加しました。
- Reed-Solomonシーケンスのブロックインデックスを指定・編集する機能を追加しました。
- mdadm0.9、mdadm1.x、LDM、Promise Fastrack、およびVMFSの複数の拡張部のメタデータに基づく自動検出機能を追加しました。
- Reed-Solomonシーケンスのインデックス自動検出機能を追加しました。
- 2つのブロックを有する2つのドライブをリカバリできるようになりました。
- mdamdのRAID 6レベルの検出(テーブルはラインシフト)
Data Extractor
主な変更と新たな機能:
- 復号化されたセクタ用の新しい凡例
- これまで復号化せずに読み取ったセクタの復号化が可能になりました。
- Scan MFTまたはPartition分析の結果に基づく仮想ファイルシステムに関して、ヘッドマップまたは凡例を使って”スナップショット”を作成できるようになったことで、パラメータの設定により、「完全に読み取ったファイル」(すべてのセクタがグリーン)から不良セクタを有するファイルを分離できるようになりました。
- DRQコントロールとそのオプションを変更したことで、ExpressおよびUDMA-Eの読み取り/書き込み速度が速くなりました。
- RAWリカバリモードに新しい種類のファイルを追加しました。
- “ディスクの高速分析(Quick disk analisys)”モードの検索アルゴリズムを改善しました。
- EXT4ファイルシステム:RAIDをリカバリするために、不完全なパーティション分析を実行できるようになりました。
- UFSファイルシステム:RAIDをリカバリするために、不完全なパーティション分析を実行できるようになりました。
- XFSファイルシステム: ABTBおよびABTCブロックをメタデータマップに追加し、予備ファイルのサポート、およびセクタサイズが512バイト以上のXFSメタデータのマップのサポートを追加しました。
- HFS+ファイルシステム:Partition Scanモードでもブロックサイズの判定できるようになりました(Volume Headerが不明の場合)。
- XFSで予備ファイルのサポートを追加しました。
- セクタエディタの新しい機能:右下角の小さなホワイトマーカーは「空」のセクタ(ゼロで埋まっているセクタ)を示します。
- 2つのマップを統合する”Object Map”モードのマップ向けに新しい操作を追加しました。
- 2つのマップの交差
- 2つのマップの非交差
- 1つのマップを他のマップから切り取る
- マップの反転
- マップの圧縮
- “Object Map”モードのチェーンのコメントをクリアできるようになりました。
- PC3000ポートに直接接続するSATAケーブルコントロールを追加しました。
PC-3000 SSD
PC-3000 SSD version 2.0.1の主な変更と新たな機能:
- Corsair SSD Neutron Series Utilityを追加しました。
- OCZ Barefoot 3 Utilityを追加しました。
- NAND Flash MemoryチップのIDテスト
- NAND Flash Memoryチップ向けのダンプ保存機能
- DEタスクからNAND Memoryチップとの動作が可能になりました。
- 新しいフォームの”Utility Status”
- ドライブを”Safe”モードから”Normal”モードに切り替えるための新しいテスト
- ドライブからデータを読み出すときのエラー処理
- 電源リセット後のSSDの適切な初期化
- “Normal”モードで動作するドライブのパスワード情報の解除・クリアのための新しいテスト
- 容量が512GBのドライブのバグ修正
【PC-3000 JAPAN 限定 日本語バージョン】
現在、PC-3000 JAPAN正規品ユーザーへは日本語版のリリースを行っています。英語版/日本語版共にインストールおよびアクチベーションが可能になりますので、ご希望の方は遠慮なくお問い合わせください。
PC-3000 JAPAN正規品をご利用のユーザー、およびPC-3000 Express、PC-3000 UDMA、PC-3000 Portable、PC-3000 SAS、PC-3000 SSD、Data Extractor、Data Extractor RAID Editionテクニカルサポートユーザーは、アップデートボックスからダウンロードする事で新バージョンを今すぐ利用できます。
PC-3000 JAPAN サポートチーム