PC-3000 Flash SSD Editionバージョン6.4がリリースされました。
以下の機能がご利用可能となりました。
- PostvilleコントローラをベースとしたIntel SSDドライブのフルサポート(BAD_CTX, BAD_FWおよびNO_FWのバグ向けのソリューションを含む)
- JMF616コントローラをベースとしたToshiba SSDドライブ向けの新しいアクティブ・ユーティリティ
- SM3257ENコントローラファミリィ向けのトランスレータ
- 充実した新しいXOR、メモリチップ、ECCその他のリソース
- 最新のフラッシュドライブ向けの準備オプション
- 問題のあるTLC/MLCチップを読み込むための新しいアルゴリズム
- PC-3000ソフトウェアコンポーネントの重要な機能改善と最適化
その他、このバージョンでは以下の改良が追加されました。
読み出しモード(Readout mode)
- 読み出しモードの初回起動時に、選択したマップのパス回数を選択できます。
- 読み出し結果が前回の読み込み結果と完全に異なる場合、PC-3000 FlashではHEX表示で2つの結果を比較できるウィンドウが表示されます。
- 読み出しモードに新しい設定を追加しました。
- ページを0x30 0x30 0x30で埋める場合に電源を制御します。
- メモリチップの読み込みが完了した後に電源が切れます。
- 次のページが正しく表示されるか、または調整オプションが追加されるまで、電源サイクルが実行されます。
- ユーザーがチップの読み出し時の数学的処理を無効にし、このモードの速度を上げることができる”Statistic Handler”フラグを追加しました。
- ハードウェアによる読み込みの再試行を実行する”Read Retry”機能を追加しました。この機能によって、読み込みによる読み出しの質を高めることができます。
Page Designer
- ページの選択した部分をコピーできる新しい機能です。
- この新機能によって、Page DesignerからService Informationモードの同じ位置に移動することができます。
- 実ページのサイズを検出する新しいオプションが追加されました。これにより、コントローラで使用されていない各ページの最後にあるFF FF FFバイトのグループを無視することができます。
- 現在のページでのECC自動検出の新機能が追加されました。修正に成功した場合、正しいページに修正されたバイトが赤色で表示されます。この機能は、ページのビットエラー数を見積もるのに役立ちます。
PC-3000 Flash SSD Edition Active Utilities Set
- Intel SSD G2 (Postville)およびG3 (Postville Refresh)向けの拡張サポートが新しく追加されました。これにより、”NO_FW”、”NO_CTX”そして”BAD_CTXxxxx”などの最も一般的な問題に対するソリューションをみつけることができます。このユーティリティは2種類のリカバリーモードを提供しています。
- SSD技術コマンド経由
- 拡張技術コマンド経由(よりよい結果を得るための手動によるトランスレータの構築を含む)
- Intel X18、X25およびIntel 320ドライブのIntel Postvilleユーティリティの使用方法については、フォーラムをご覧ください。
- Samsung 830アクティブ・ユーティリティ向けの新機能が追加されました。
- RAMにアップロードするローダ
- ドライブのメモリチップのテスト
- 出荷時の設定に戻す
- SSDのマイクロコードの読み込み/書き込み
- メモリリップからのデータの”RAW”読み込み
- トランスレータはDEのアクティブ・ユーティリティ経由でデータを構築・読み込むことができます。
- Jmicron/Toshiba (JMF616) SSDドライブ向けの新しいアクティブ・ユーティリティが追加されました。
- アクティブ・ユーティリティをベースにしたタスクの作成に関して、エラーの発生を考慮に入れ、エラーを正しく処理してSSDドライブのデータアクセスを中断させないようにすることができます。
- アクティブ・ユーティリティをベースにしたタスクの作成に関して、データのコピーを作成して、壊れたSSDの各セクターにワンショットアクセスを提供することができます。
- SSDドライブ向けにセクターごとのコピーメソッドが追加されました。
- PC-3000 Flashのインストール時にSSDユーティリティのプロファイルのパスを選択できるようになりました。
- “SSD Reference”の新しいリソースが追加されました。Intel、MarwellおよびIndilinxベースのSSDドライブ向けの画像および説明が含まれています。(リソースは、ユーザーの個人用アップデートボックスで利用できます)
- PC-3000 Flash SSD Editionのアクティブ・ユーティリティ・モードにおいて、その他の変更、バグ修正および機能改善を行いました。
PC-3000 Flash Resources
- 新しいXORパターンが追加されました。
- SM3257コントローラ向けの新しいトランスレータType 47が追加されました。
- PC-3000 Flashデータベースに新しいタイプのメモリチップが追加されました。
- “Scripts”と呼ばれる新しいタイプのリソースがデータベースに追加されました。
- 新しいタイプのECC自動検出が追加されました。これによって、ECCの詳細なスキャンが使用できます。「高速」自動検出では適切な結果が得られない場合に有効です。
- 変換グラフの文字列において、セクター書式のブロック番号、バイト単位およびセクター書式のページサイズを含めて、現在の結果に関する詳細をすべてチェックすることができます。この情報は、エクスプローラウィンドウの下の文字列に表示されます。
- Service Informationモードで、現在選択されたセクターポジションにあるブロックの先頭に移動することができます。
- “Direct Readingモード”を起動すると、メモリチップノードに青い丸印が付きます。 可能性のある結果に関するバージョンを追加する機能が”data quality analysis”モードに追加されました。
- 自動マッチングバージョンの新しい機能が、イメージ構築後のルートに追加されました。
- “Raw recovery (for row)”の新機能が追加されました。これにより、1つの共通した文字列ですべての結果のRAWリカバリを実行することができます。ユーザーが個別のパートおよびチップすべてのRAW結果を同時に分析したい場合に効果的です。
- Service Informationモードにおいて、追加されたユーザースクリプト経由でマーカーを表示することができます。
- 1つ以上のチップがDirect Readingモードの状態にある場合、前の結果を削除せずにダンプに読み込みを実行することができます。
- 8バイトのチップIDのサポートを強化しました。
- 新しいデータ作成モードの”Cut sectors inblock”が追加されました。これは、一部のメモリチップの容量が、ブロックのいくつかのページが使用されないことによって人為的に削減された場合に有効です。
- 新しいデータ作成モードの”Changing of page size”が追加されました。これは、ユーザーがダンプを再読み込みすることなく、必要なパラメータ(XORなど)向けに前に読み込んだダンプを適用しなければならないときに有効です。
- メモリチップのパラメータ内のさまざまなパッケージタイプ(TSOP-48およびTLGA-52)向けに、分割電源設定が追加されました。(各タイプにピン配列のステートのビジュアルエディタを実装)
- Block Number type 1 [0000]向けの拡張機能を新しく追加しました。今後は、ユーザーが作成したスクリプトを使用して、マーカーのソース、ブロック番号およびページ番号を指定することができます。
- ECC修正機能がバックグラウンド分析に追加されました。メモリチップの読み込み段階でECC修正を実行することができます。
- 機能が新しく追加されたことにより、Direct Readingモードにおいてリアルタイムでメモリチップの読み込みパラメータを変更することができます。この機能は、所定のメモリチップノードの”Options”メニューのダイアログボックスで使用することができます。
- MLCおよびTLCメモリチップと連動するよう”ブロックサイズの検出(Block size detection)”機能が変更されました。
- PC-3000 Flash readerとPCとの接続が損なわれた場合、割り込みまたは現在のタスクが終了することなくソフトウェアによって再接続されます。
- PC-3000 Flash SSD EditionのKernelモードにおいて、その他の変更、バグ修正および機能改善を行いました。
PC-3000 JAPAN正規品をご利用のユーザー、およびPC-3000 Flash SSD Editionテクニカルサポートユーザーは、アップデートボックスからダウンロードする事で新バージョンを今すぐ利用できます。
PC-3000 JAPAN サポートチーム